野球賭博問題

大相撲野球賭博問題の経緯について

大相撲野球賭博問題

過去にはプロ野球を対象とした野球賭博に絡み、大相撲野球賭博問題が発覚しています。 経緯は2010年、夏場所真っ最中の5月20日、当時大関だった琴光喜が賭博行為を行っていたことや、賭博行為の口止め料として1億円を要求されていたことが週刊誌で報じられたことに始まります。

同時に警察による捜査が開始、当初相撲界は一連の問題について否定していましたが、一部力士の自己申告により関与が発覚したため、相撲界はこの問題を認めざるをえないこととなり、自己申告をすれば情状酌量と発表します。

この発表を受けて、琴光喜自身が賭博行為を行っていたことを明らかにしたほか、野球賭博に全29名が関わり、36名が賭けマージャンなど他の賭博を行っていたことがわかります。 相撲界はこれら65名を厳重注意としましたが、この時点では琴光喜以外の実名を公表しませんでした。

その後、第三者による特別調査委員会が設けられるなど相撲界の浄化に努め、特別調査委員会の勧告案により、琴光喜と大嶽親方は解雇処分、その他の力士には謹慎や休場処分が下されました。

情状酌量を約束していたにも関わらず、琴光喜を解雇処分としたことに異議を唱えた貴乃花親方は退職届を出しましたが、受理されず後に撤回します。 2011年1月に逮捕された元力士により、プロ野球以外に大相撲も賭博の対象となっていたことが判明したほか、大相撲の八百長問題も発覚しました。